花公園のあゆみ
くじゅう花公園誕生前
日本を代表する有数の自然が残る阿蘇くじゅう国立公園内の久住高原。
目前にくじゅう連山、遠くに阿蘇五岳、祖母・傾山の山々を眺望できる絶好のロケーションの中、
登山客が訪れる位で、それ以外はお客様が来て楽しめるというものではありませんでした。
オープンする前は地元牧野組合の管理が行き届かず荒れた土地になっていた
くじゅう花公園の誕生 -平成5年8月-
久住高原はこの大自然の中で気軽に自然と触れ合う場所がない、また若者からお年寄りまで遊べる場所が少ない、花を見て安らぎを覚え、感動を与える場をつくりたい、大自然に囲まれて非日常的な世界を感じて頂きたい、との思いから平成5年8月に「くじゅう花公園」が誕生しました。
平成7年の空撮。当時の面積は現在の半分10万m2。
オープン時期はハイテク化がどんどん進む時代、逆にローテク(自然志向)も並行して求められて行くはず、という強い信念の元でオープンしましたが、地元の反応は「花を植えてお客が来るもんか」というものでした。
しかしオープン当初から大自然志向の流れにものり、たくさんのお客様に支持され、入園者も順調に推移していきました。
くじゅう花公園のリニューアル -平成9年4月-
平成9年春には、お花を観賞するだけではなく「花のある暮らし」をご家庭でも楽しんで頂き、
また周辺のお花の施設との差別化を図るために、ガーデンショップや写真ギャラリー、
香りと雑貨のお店、ドライフラワーショップ、そして今では大人気の手作りジェラートショップなどを増設、レストラン、久住特産のお店と併せて、計8店舗のショップが登場し一日を通してゆっくりと過ごせる「花の村」が誕生しました。
平成8年冬より施設拡張工事スタート
現在の彩りの丘
その時から夏の期間クローズしていた園内を、西日本最大級のラベンダーを植え付けることで
冬期休園期間を除きシーズン中お花を途切れさせることなく営業し、現在年間で500種300万本の花々を植彩しています。
現在の敷地面積約20万m2に
読売新聞「読売観光100選」8位に選出 -平成13年1月-
読売新聞が21世紀に残したい読売観光100選を読者から応募し、
くじゅう花公園が第8位に選ばれました。
歴史ある風景や祭りが上位を占める中で観光施設としてはトップとなりました。
カントリーガーデンの誕生 -平成17年4月-
平成17年には若いスタッフが中心となって計画し施工した5000m2の「カントリーガーデン」が誕生しました。
既存の形にとらわれず、「お客様にもっと身近にお花を感じてほしい」「五感で楽しめるガーデン」をコンセプトに宿根草や花木、ハーブなどを取り入れたイングリッシュ風ガーデンで、
これまでの雄大なロケーションの中の一面のお花畑とは違う、新たな魅力が加わりました。
当時の制作メンバー
どんなガーデンにしたいか
会議を重ねるスタッフ
手作業でのガーデンつくり
雪にもめげず…
完成したカントリーガーデン
「花の観光地づくり大賞」受賞 -平成17年8月-
くじゅう花公園の現在(いま)
その後、花の季節にあわせたフラワーイベントを始め、チューリップ球根の掘り取りイベントや、
ラベンダーの摘み取り体験、夏休みには自然素材を使ったクラフト作家さんが花公園に大集合して開催する「花公園クラフトフェア」など、各季節のイベントもお客様の楽しみの一つとなっています。
ガーデンやショップ、イベントを含め、毎年少しずつ手を加えながら
その時のニーズに合わせ、「花公園らしい」施設づくりを心がけています。
くじゅう花公園のめざすもの
開園から20年。雄大なくじゅうの自然に抱かれ、たくさんのお客様、スタッフの笑顔と自然と共に歩み続けてきました。
毎年少しづつ進化しながら、時には原点に戻り、これからも、いつまでも、ここに在り続けたいと願います。
現在までの経歴
平成5年8月 | くじゅう花公園の誕生 |
平成9年4月 |
施設リニューアル |
平成10年9月 | 「彩りの丘」誕生 |
平成13年1月 |
読売新聞「読売観光100選」8位に選出 |
平成17年4月 | カントリーガーデン誕生 |
平成17年8月 |
「花の観光地づくり大賞」受賞 |
平成22年4月 |
手作りパン工房「パスコロ」誕生 |
平成24年4月 |
アンティル誕生 |
平成24年5月 |
わんぱく広場誕生 |
平成25年6月 |
ローズガーデン誕生 |